私がポーダブル電源を購入した理由は、アウトドアと防災、どちらの用途でも活用できるポータブル電源が欲しかったからです。
災害時の停電対策としても「一家に一台ポータブル電源があると安心」と思うようになりました。
その中で出会ったのが、500Wh/500W出力の「Smart Tap PowerArQ2」です。写真を見ていただくとわかるように、デザインはアウトドアギアに馴染むミリタリーテイストで、見た目の満足度も高いです。
実際にキャンプサイトに置いても雰囲気を壊さず、インテリア的にも優秀。日常的に部屋に置いてあっても違和感がないのが魅力でした。
Jackery、EcoFlowといった有名ブランドも比較検討したうえで、このPowerArQ2を選んだ理由と、実際に使って感じたメリット・デメリットをまとめましたので、これからポーダブル電源の購入を検討している方の参考になれば幸いです。
・実際の使用シーンと使い心地(家・外両用)
・デザインや充電性能などユーザー目線のレビュー
Smart Tap PowerArQ 2の購入理由
リモートワークで家で過ごすことが多い中で「インターネット回線」がなくなったらクリティカルだなと思っていたのですが、先日地震で大規模停電になった時、「1番クリティカルなのは電気が無くなった時だな…」と感じました。
停電になっても、携帯電話が繋がればテザリングでインターネットは出来ますし、「電気」の大事さを改めて感じて、ポーダブル電源を購入しました。
子供もいるので下記の記事で書いたような防災グッズは準備できる時に準備しようと心がけています。
ドラスケ 果たして大震災が来たときに家族を守れるだろか、最低限必要なものを準備しておこう 地震や台風などの災害は、いつどこで起こるかわかりません。いざという時に慌てないためには「非常用持ち出し袋(防災リ[…]
Smart Tap PowerArQ 2の製品紹介
私が購入したSmart Tap(スマートタップ)ブランドの「PowerArQ2 ジェットブラック (500Wh)」、キャンプで使用している方も多いポーダブル電源ですが、このオシャレな見た目に惹かれました。
PowerArQ 2は、ポータブル電源としては比較的コンパクトにまとまっているモデルです。
正面には液晶ディスプレイが搭載され、バッテリー残量や出力をリアルタイムで確認できます。初めて使う人でも直感的に扱える設計になっているのは安心できるポイントです。
入出力ポートは豊富で、USBポート、AC出力ポート、DC出力ポートが備わっています。写真の通り正面に集約されているため、ケーブルを抜き差ししやすく、複数の機器を同時に使うときも整理しやすいと感じました。
「PowerArQ 2」おすすめポイント
- オシャレなデザイン
- アウトドアや停電時もこれ一台
- ワイヤレス充電搭載でスマホも置くだけ充電
- 背面のLEDライトで非常用照明としても使用可
- アフターサポートが手厚い
製品紹介
付属品は、上図のACアダプター、シガーケーブル、MC4ケーブル、USB Type-Cケーブルが付属しています。
ダンボールに貼ってある商品ステッカー。日本国内専用です。
ダンボールにはインラグラム風のタグが記載されていて、こういう細かいこだわりも気に入ってます。
本体正面
本体の電源は左上のPOWERボタンを押すことで緑色のランプが点灯し、起動します。
本体正面の出力については下記のように豊富な出力口・出力ポートがあります。
- 合計300WのACコンセント2口
- 最大120WのDC出力(シガーソケット)が1口
- 最大36WのDC出力(5521)が2口
- 最大15WのUSB Type-A充電ポート4口(2口合計15W×2)
- 最大45WのUSB Type-C充電ポート1口
こんな感じでACコンセントやUSBポートであらゆるものを充電することが可能です。
もちろん、USBのType-Cポートを使えば、MacBook Proを充電することも可能。
本体上面
本体上面には、最大10Wのワイヤレスチャージ機能があり、このようにワイヤレス充電が可能なiPhoneなどを本体に置くだけで充電ができます。
また、持ち手部分をこのように90度動かすことができるので、屋外でのキャンプや室内での持ち運びによる移動も楽々です。
本体背面
こちらが本体背面。LED「LIGHT」ボタンと充電をするための「INPUT」ポートしかありません。
この「LIGHT」ボタンを押すと、
520ルーメンの本格的なLEDライトが点灯します。これは停電時やキャンプの夜に活躍しそうです。
Smart Tap PowerArQ 2のバッテリー容量
PowerArQ2の大事なバッテリー容量についてですが、135,000mAhとなっています。
公式で出ている身近なガジェットや家電の充電回数や使用時間に置き換えると以下のような感じです。
項目 | 電力 | 充電回数/使用時間 |
スマートフォン | 15W | 28回 |
タブレット | 20W | 21回 |
扇風機 | 30W | 14時間 |
電気毛布 | 50W | 9時間 |
車載冷蔵庫 | 60W | 7時間 |
スマートフォンを充電するだけであれば、かなりの期間は持ちそうですね。
iPhoneやMacBook Proは何回充電できる?
私が所持しているApple製品のM1 Proの14インチMacBook ProとiPhone12 Proで何回充電できるかを計算してみますが、
項目 | バッテリー容量 | 充電回数 |
iPhone12 Pro | 2,775mAh | 約48回 |
MacBook Pro14インチ | 8,693mAh | 約15回 |
「iPhone13 Pro Max」でもバッテリー容量は4,352mAhなので、約31回充電できる計算です。
バッテリー容量は500Whで、家庭で使う小型家電やスマホ、ノートパソコンの充電に十分なサイズ感です。
実際に使って感じたメリット
PowerArQ 2を使ってみて特に良かったのは、「デザイン」「安心感」「静音性」の3つです。
-
デザインがかっこいい
写真のようにアウトドアギアに馴染む見た目で、キャンプサイトに置いても違和感がありません。 -
液晶ディスプレイで安心
残量や出力ワット数が表示されるので「あとどのくらい使えるか」が一目で分かります。 -
静音性が高い
ファンの音がほとんど気にならず、夜でも快適に使えました。
まずデザインについて。写真の通り、シンプルでありながら存在感のあるフォルムは、アウトドアギアとしても家庭用としても優秀です。
キャンプ道具と一緒に置いても違和感がなく、部屋の中にあっても馴染みます。
次に安心感。液晶ディスプレイでバッテリー残量や出力が数字で確認できるため、「あとどれくらい使えるのか」がひと目で分かります。キャンプ中に複数のデバイスを同時充電しても、消費量を見ながら管理できるので不安がありませんでした。
最後に静音性です。夜に使っていてもファンの音がほとんど気にならず、寝るときも快適でした。災害時に室内で使う場合でも、静かなのは大きなメリットです。
気になった点・注意点
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重量が重め
写真でも分かる通り、持ち運びは女性や子どもには少し大変。車移動が前提です。 -
急速充電には非対応
フル充電まで時間がかかるので、前日から準備しておく必要があります。 -
500W以上の家電は使えない
IHクッキングヒーターなど大きな家電は使用不可。用途を理解した上で選ぶのが大切です。
ちろん完璧な製品というわけではなく、いくつか気になる点もあります。
まず重量。写真からも伝わるように、片手で気軽に持ち運べるタイプではありません。大人の男性なら問題ありませんが、女性や子どもには重さを感じると思います。
基本的には車移動を前提に考えるのが良いでしょう。
次に充電スピードです。急速充電に対応していないため、満充電には時間がかかります。キャンプ前日や災害に備える場合は、あらかじめ余裕を持って充電しておく必要があります。
また、出力は500Wまでなので、それ以上の消費電力を必要とする家電(IHクッキングヒーターや電子レンジなど)は使用できません。使える機器の範囲を把握したうえで導入することが大切です。
まとめ|PowerArQ2は「使えるデザイン家電」
「PowerArQ2 ジェットブラック (500Wh)」は、キャンプと防災を両立できる頼れるポータブル電源 です。
キャンプでスマホやLEDライトを複数回充電できるうえ、家での非常時にも活躍。
インテリアにもなじむため、出しっぱなしにしておけるのもポイントです。
500Whという容量は、一泊のアウトドアや、停電時の最低限の電力確保には十分。
「ポータブル電源が気になっているけど、どれを選んだらいいか分からない…」という方は、まずこのPowerArQ2を候補に入れてみてはいかがでしょうか?