有名アスリートや芸能人の方も使っていて、最近健康グッズとして人気のストレッチポール。
こんな棒に寝っ転がって効果あるの?って思っていたのですが、実際に1年間使用した正直な感想をまとめていきます。ストレッチポールの導入をしてみようか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
・「StretchPole」を1年間使った感想と効果
・「StretchPole」のデメリットと注意点
「ストレッチポール」とは
エクササイズ開発者がトレーナーとしてアメリカに行った時に、円柱状のツールを日本へ持ち帰り、アスリートのバランストレーニングや体幹トレーニングに取り入れたところからスタートしたというストレッチポール。
円柱状のストレッチポールの上で寝るだけで、硬くなった筋肉を緩めて骨格を整える効果があります。
現在は、フィットネスや医療の現場にも取り入れられていて、自宅で簡単なセルフケアを行なう目的で個人で持っている方も多くなってきています。
ストレッチポール:期待される効果
1:筋肉の緊張を和らげる
日々の生活の中でパソコンで作業をしたり、スマホを見たりしている時は自然と前屈みになり、筋肉が緊張している状態です。ずっと座りっぱなしや立ちっぱなしだと1点に集中して体重がかかっているので、ストレッチポールに寝転がることで、それを平均化し筋肉の緊張を和らげてくれる効果があります。
2:背骨を正しい状態へリセット
人間の背骨は、前屈み姿勢や足を組むといった癖により、背骨の本来の状態が少しずつ崩れてきています。これが悪化すると、年齢を重ねた時に年配の方が腰を曲げて杖が必要になるように戻らなくなってしまいます。
ストレッチポールには、この崩れた背骨を本来の状態へリセットしてくれる効果があります。
3:肋骨を広げて呼吸が広くなる
日々の前屈み姿勢は肋骨周りが動きにくくなり、肺が十分な空気を取り入れにくくします。呼吸が浅くなると、血流の減少や疲労の増大の原因を招きます。
ストレッチポールは、肋骨が開きやすくなることで大きな呼吸ができ、リラックス効果を生んでくれます。
4:副交感神経が優位になる
普段仕事をしたりスマホを見たりしていると、交感神経が優位となり脳や身体を動かしやすくします。食後や睡眠時は、脳や身体をリラックスモードする副交感神経が働きます。1日中、交感神経ばかり働いていると疲労やストレスが蓄積してしまいます。
ストレッチポールは筋肉を緩めて呼吸をしやすくする働きがあるため、副交感神経が優位になりやすく身体をリラックスモードにしてくれる効果があります。
ストレッチポール:実際に1年間使ってみての効果と感想
効果1:腰痛が大幅に改善
普段パソコンの前に座っている時間が長いため、たまに起きる腰痛に悩まされていました。たまたま枕を変えた時期だったので「枕が原因か」と思っていたのですが、さらに枕を変えても腰痛は治りませんでした。
ストレッチポールを1日10分使って、1週間くらい使ってみた結果、腰痛が大幅に改善されました。一気に腰痛がなくなった、というよりかは、徐々に回復していって腰痛が消えた、という感覚です。
効果2:足のだるさが消えた
長年、腰痛がひどく整体に通っていたのですが、ストレッチポールを使用してからは整体師の方にも「足の筋肉の張りがなくなってきましたね」と言われました。腰痛により腰をかばって変な歩き方になっていたので、足への負担がかかっていたと思われます。
これも骨盤が正しい状態になってきた事による効果だと思います。
効果3:リラックス効果は実際ある
寝転がるだけなので、毎日のお風呂あがり〜寝る前に10分間のルーチンにしています。これは体感でしかないですが、布団に入る前に使用することで寝つきが良くなった気がします。これは副交感神経が働いている効果かと感じています。
ストレッチポール:デメリットと注意点
1:サイズがでかい
私が持っているのは、スタンダートな「LPN ストレッチポール(R)EX」という製品なのですが、サイズが約1メートルほどあるので、収納するにはちょっと大きいですね。毎日使っているので取り出しやすい納戸や部屋の隅に立てかけておけば良いので、邪魔だなという印象ではないです。
2:値段が高い
株式会社LPNから出ている「ストレッチポール」は、しっかりとした製品なので気軽に手を出すには若干お値段が高いです。他のメーカーから安い代替え品が多く出てしまっています。
ただ、他社の代替え品で同じ効果が得られるかと言われると、その保証はできないので注意しましょう。
3:洗えない
ストレッチポールですが、カバーの取り外しはできるのですが合成皮革で出来ているので洗うことができません。ただ、水に濡れても大丈夫な材質ではあるので、お風呂にでも入れない限りは大丈夫でしょう。たまにアルコール消毒スプレー+布などで拭くだけで十分衛生面は問題ないと思います。
ストレッチポール:公式製品3種
LPN ストレッチポール(R)EX
ストレッチポールといえば、このスタンダートなEX。もっとも基本となるストレッチポールです。
LPN ストレッチポール(R)MX
EXとの違いですが、少し細く柔らかい仕様になっています。医療現場からの声に応えて改良されたもので、「EX」より乗りやすく安定感があるのも特徴です。
体が小柄だったり高齢者の方には、MXの方がおすすめです。
LPN ストレッチポール(R)ハーフカット
スタンダートな円柱状ストレッチポールを半分に切ったような形状のハーフカットモデルです。材質はEXと同じになっていて、こちらは円柱モデルだと不安定になる高齢者の方や、持ち運びや収納などを考慮したサイズになっています。
まとめ
1年間使ってみた感想としては、腰痛が改善されただけでも大満足のストレッチポールですが、継続が肝心だなと思います。
自分の健康というのは、健康な時には気づかず、悪くなってから健康の良さに気づくものですよね。健康を維持するってなかなか大変ですが、リモートワークが続いて腰痛などに悩まされている方、自宅でセルフケアを行いたい、という方にはオススメです。