よし、納戸に棚をDIYしてみよう!
マンションの収納スペースって意外と限られていて、悩ましいですよね。
今回はそんな収納力を上げるために納戸に棚を自作した内容をまとめてみました。
・納戸に棚をDIYするための下準備と必要なもの
・実際に納戸に棚を作った時の手順
納戸 DIY:ビフォーアフター
Before:棚を作る前に物を置いていた納戸
After:棚を作った後の納戸
こちらが収納棚を作る前のBefore→Afterになります。
マンションに引っ越してから子供が生まれて収納どころではなかったので、オムツやティッシュ、紙袋やホットプレートなど、普段使わない物をとりあえず納戸に積み重ねていました。(今、Beforeの画像を見るとすごく恥ずかしい…)
収納棚をDIYで自作した理由
住み始めてから3年ほど経ち、物が増えてきて収納に困ってきたので「納戸を有効活用しよう!」を思い立ち、不動産の関連会社にハウスコーティング会社を紹介してもらって見積もりを取っていただきました。
こんな感じで納戸の扉を開けて、正面と右側に棚を作ってもらおうと思ったのですが、なんと見積り額が24万円…!
に、にじゅう…よんまんえん…
さすがにそれは厳しいなと丁重にお見送りをさせていただき、じゃあ自分で棚を作ろうということになりました。
今回準備したもの
1:工具
- 電動ドライバー :リョービ(RYOBI) コード式 ドライバードリル
- 六角ドリル:リリーフ(RELIFE) 六角軸下穴ドリルと両頭ビット10本組
- 下地センサー:シンワ測定(Shinwa Sokutei) 下地センサー Super
- 下地探し:シンワ測定(Shinwa Sokutei) 下地探し どこ太 Smart
電動ドライバー+ドリルは壁に穴を開けたりネジを締めたりするのに必要です。
それと穴を開ける前に下地を調査するのですが、それに必要なのが「下地センサー」又は「下地探し」です。
これはどちらでも構いませんが、私は念のため両方購入しました。使い方は後ほどご説明します。
2:材料
- 棚板(白):ホームセンターで化粧板を10枚ほどカットして調達
- ネジ:ロイヤル Aタッピング AT-P クローム 40㎜ (50本)
- 石膏ボード用アンカープラグ:フィッシャー SXプラグ SX 5×25 (100本入)
棚板はホームセンターで棚板を購入しました。棚を作りたいスペースをしっかりと計測しオーダーカットしてもらいましょう。
私は化粧板の厚さは17mmを選びました。あまり厚すぎても重くなりますし、薄すぎても耐久度に影響してきますので、このくらいの厚さが一般的で良いと思います。
最近ではオーダーカットして配送してくれる通販サイトもあるので、そこで注文するのも良いです。
「納戸右側の棚」で準備した材料
3:収納ボックス
収納ボックスで準備したもの
- IKEA:TJENA 収納ボックス ふた付き30x30x30cm (ホワイト) ※販売終了
- IKEA:TJENA 収納ボックス ふた付き18x25x15cm (ホワイト)
- IKEA:TJENA マガジンファイル30x25x10cm (ホワイト)
と、リストアップしてみると結構多いですが、棚板(化粧板)以外の材料は全てネットで購入を行いました。
納戸に棚を作ります 〜納戸右側〜
1:棚を作りたいスペースを測定
棚板を買う前にやるべきことですが、棚を作りたいスペースの「高さ」「奥行」「幅」を測定します。
「幅」に関しては棚板と棚受を入れる関係上、ピッタリ幅ではなく数ミリ余裕を持っておきましょう。
2:壁の中にある下地材を探す
日本の住宅の壁のほとんどが「間柱」などの下地に石膏ボードを取り付けて作られています。
棚を取り付けるのであれば下地材にネジを打ち込まなければいけません。そのため石膏ボードの裏にある下地材を探す必要があります。
ここで使用するのが下地センサーです。これはセンサー感知で下地材を探すタイプとなり、ボタンを押して壁から離さずゆっくりスライドします。
下地材を探知すると赤いランプが点灯し、ブザー音が鳴ります。
ただ、壁の中に金属や電線コードがあった場合に探知が複雑になるため、壁に針をさして下地探しするタイプの「下地探しどこ太」を使用することにしました。
このように中心部から針が出てくる仕組みで、石膏ボード壁に直接針を突き刺し、手ごたえで壁裏の下地材を見つけます。
使い方としては、突き刺す前に壁をコンコンとノックして音を確認します。壁の向こう側が空洞の場合は低い音がなりますが、下地材がある場合は高い音がなります。
高い音の場所に間柱がありますので、そこへ下地探し「どこ太」をまっすぐ突き刺します。
ここでポイント
基本的に下地材があるところにネジを打ち込んでいくのですが、私の場合は打ち込みたい箇所に下地材がありませんでした。
ここで必要なのが、石膏ボード用アンカープラグ「フィッシャー SXプラグ SX 5×25 (100本入)」です。
このアンカーを使えば、下地材がなくてもしっかりとネジを効かせることができます。
3:壁に穴を空けていきます
今回用意したLAMPの棚柱のネジ穴と合わせて4mm幅のドリルを使用します。
穴を開ける前に設置したい壁に棚柱を当て、ネジ穴から鉛筆などで壁に穴を開ける位置をマークしておきます。
マークする際は、床に対して垂直になるように5円玉を糸で結んでたらすなどして、直線位置でマークしていきましょう。
マークした位置に合わせて壁に4mm幅の穴を開けていきます。
下地材がないと「石膏ボードの壁ってこんなに薄いんだな…」と思うほど、すんなり穴があきます。
4:穴にアンカープラグを差込む
穴を開けた箇所にフィッシャー SXプラグ(5mm幅)を打ち込んでいきます。4mmの穴なのでちょっとキツイですが、緩いと強度がなくなります。
アンカープラグを壁にピッタリと隠れるまで押し込みます。
下地材がない場合、このアンカープラグがないと石膏ボードが棚の重量に耐えられません。
5:棚柱を打ち込んでいきます
アンカープラグを押し込んだあとは、壁に棚柱を打ち込んでいきます。
棚柱を打ち込み終わるとこんな感じになります。(反対側の壁にも同じように棚柱を設置しました)
6:完成
あとは棚柱の上にエンドキャップをはめて棚受を入れていき、棚板を置いたら完成です。棚は5枚入れてみました。
実際にできた納戸右側の棚に、適当に子供用品や日用品を入れてみました。
棚受を入れる位置を約1cm単位で可動できるのはありがたいです。
納戸に棚を作ります 〜納戸正面〜
納戸正面は「エレメントシステム」
次に納戸正面の収納棚を作ります。
こちらは納戸右側の棚板&棚受とは製品が違いますが、同じメーカースガツネ工業の「エレメントシステム」を使用しました。
① 壁に一定間隔で穴を空けていきます
② アンカープラグを打ち込んでいきます
納戸右側と同じように壁にマークした箇所に穴を空けていき、アンカープラグを打ち込んでいきます。
今回は、両サイドの壁を使うことはできないので、奥から棚受で板を支えるタイプです。
棚板に棚受を差し込むときはゴムハンマーなどでコンコンと打ち込むとガッチリ固定されます。
ゴムハンマーがない場合は、普通のハンマーにタオルを巻いて打ち込んでも大丈夫です。
棚受を全部差し込んだら、棚板を置いて完成です。正面も棚板を5枚入れてみました。
収納ボックスを置いて完成
色んな収納ボックスを検討したのですが、IKEAの収納ボックスが軽く・安く・サイズ的にもバッチリでした。普段使わない物を上の大きい箱に収納し、ドキュメント類はマガジンファイルに収納。テープや小物などは小さい箱に収納、といった具合です。
まとめ
納戸収納棚を自分で作ることは可能でした。色々と用意した材料などの費用を合計すると、約3〜4万円はかかっているのですが、業者さんにやってもらって24万円かかっていたものと思えば、20万円ほど安く済みました。
もし、自分で棚を作ってみようと思ってる方の参考になれば幸いです。